男性型脱毛症(AGA)の症状と対策

AGAは前頭部と頭頂部の髪が細くなるのが特徴

AGAは「男性型脱毛症」のことで、思春期以降にみられます。前頭部と頭頂部の頭髪が細くなっていくことが特徴です。AGAは症状が進行していくと額の生え際が後退したり、頭頂部の髪がなくなったりしてしまいます。

AGAには男性ホルモンが深く関わっているといわれています。髪の毛の根本には、「毛乳頭細胞」が存在します。毛乳頭細胞の中には男性ホルモンの受容体と酵素が含まれており、発毛の司令塔のような役割を担っているのです。

毛乳頭細胞に男性ホルモンの一種であるテストステロンが入り込むと、酵素によって「DHT」という別の男性ホルモンに変換されます。DHTが受容体と結びつくと、前頭部や頭頂部にある髪の毛の成長が抑制されます。DHTが多すぎると、髪の毛が細くなり、結果として薄毛になってしまうのです。

AGAは早期の発見と治療が重要です。もし、抜け毛が増えたと感じたとき、毛の抜けた量ではなく、毛根の形を確認しましょう。毛根の形が楕円形でなく、真っすぐになっていた場合はAGAの可能性があります。

AGAの予防には規則正しい生活が重要

AGAは、前頭部や頭頂部の髪の毛が薄くなる脱毛症です。AGAを予防するには、規則正しい生活を送ることが重要です。

まずは普段の食生活を見直してみましょう。食事に含まれる栄養素は髪の毛や頭皮にも影響を与えます。

頭髪の主な成分は、「ケラチン」というタンパク質です。そのため、魚や肉、卵、大豆製品など、タンパク質が多く含まれた食品を積極的に摂るとよいでしょう。

ただし、肉には動物性脂肪も多く含まれているため、摂りすぎないようにしましょう。脂肪を多く摂りすぎると血流が悪くなり、髪の毛に栄養素が届かなくなってしまいます。タンパク質を摂りたい場合は、ささみなど脂肪分が少ない肉がおすすめです。

また、亜鉛やビタミンも頭髪の成長には欠かせません。バランスの取れた食事をとるのが難しい場合、サプリメントを利用するのもよいでしょう。

十分な睡眠も必要です。髪の毛を成長させる「成長ホルモン」は睡眠中に分泌されます。

薄毛や抜け毛を改善するには、食事やサプリメントで積極的にタンパク質を摂取し、しっかりと睡眠をとりましょう。また、育毛剤もAGAの予防に有効です。

AGAの見分け方と治療法

AGAは自然に治癒せず、放置しているとどんどん進行していくため、早期の発見と治療が重です。髪の毛が薄くなったと感じたら、AGAを疑い、セルフチェックをしてみましょう。

AGAの症状は頭頂部や前頭部に現れるのが特徴です。頭頂部が薄くなっていたり、額の生え際が後退したりしていたらAGAの可能性があります。

また、AGAは遺伝要素が強く関わっています。家族に薄毛の人がいる場合、AGAになる可能性は高くなります。気になる場合は専門のクリニックを受診しましょう。

AGAではない薄毛や抜け毛は、栄養不足やストレス、睡眠不足、喫煙の習慣が大きな原因です。血流が悪くなり、髪の毛に栄養が行き届かなくなり、薄毛や抜け毛につながるのです。
AGAでない薄毛や抜け毛は、生活習慣や食生活を見直すことで改善します。また、育毛シャンプーなどを併用するとより効果的です。

AGAの治療期間は最低3ヶ月

AGAの症状が出たら、早めに専門のクリニックを受診しましょう。クリニックでは治療薬が処方されます。薬を用いた治療は高い効果が期待できます。また、若い世代であれば、より改善しやすいです。

ただし、AGAの治療は、最低でも3ヶ月は継続しなくてはいけません。頭髪は「成長期」、「停滞期」、「後退期」というサイクルで生えてきます。そのサイクルはおよそ3ヶ月かかります。そのため、治療の効果が現れるには時間がかかるのです。途中で治療を諦めてしまうと、症状は改善されません。

「AGAかもしれない」と思ったら、クリニックを受診し、医師に相談して、適切な処置を受けましょう。